オタクの女子大生が【巫女バイト】をやってみた話part3(完結)
どうも、勤務中に友達が1人も出来なかったオタクです。
(^。^)<ぼくぼっち〜
巫女のお仕事内容についての続きです。
・おふだ作り
・位牌磨き
その他雑用
について触れます。
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③おふだをつくろう
難易度【★★☆☆☆】
さて、続きまして①で紹介しましたおふだを作る立場になります。ありがたみがさらに失せますね。(まさかバイトのわたしが作るとは…)
しかしながら、これは完全に個人作業となっており内職といった様子です。精神的にとてつもなく楽です。作業最高!会話も特段必要ではないので控えずに言って最高ですね!
某猫さんの宅急便で送られてくる木のおふだ(既に筆で書いたような文字が印刷されています)(手書きじゃなかったのか)に和紙を折って被せる。それだけです。かーんたーん!
但し、気をつけなければならないのはベテラン従業員おばさんです。彼女たちは本当に一々細かく、会話が通じないことで有名です。
「折り込みが3ミリずれてる!これだから新人は…」
「すこし斜めになってるじゃない!やり直しよ」
「なんで1日で300枚くらい作れないのよ」
「こっちの雑用手伝って!」
など、言いたい放題やりたい放題です。おばさんたちに気に入られるようにしましょう。そうすれば問題ありません。(私には無理でした)
おふだとベテランおばさんはお寺さんによって異なると思いますので一例として提示させていただきますね。
ちなみにこのおふだの作業は時給制であるっていうことがミソです。時間当たりに何枚おふだを作っても1時間に1000円しか入りません。1時間で100枚作っても、50枚作っても同じ時給1000円。
つまりこれは、おふだを作る枚数が少なければ少ないほど1枚あたりの単価があがることとなり少しお得になりますね!
しかし、ベテランおばさんや周囲のバイト生から嫌がられるので長期間お勤めをしようとしている方にはオススメできません。あしからず。
④位牌磨き
難易度【★★☆☆☆】
はい。こちらも作業です。うれしーー!
これはお寺さん特有でしょうか。ここではお葬式も執り行うため堂内には無数のお位牌があります。これを放っておいたら埃まみれになりますし、お参りに訪れた親族が嫌な顔をするに違いありませんね。なので拭きます。
堂内にはお位牌の番号ごとに並べられているので、しまうときに適当にするとすぐバレます。さらに、雑に扱わないようにしましょう。落としてしまうとか絶対にやめましょう。本当に。いや、マジで。(普段はニコニコしている住職にめちゃくちゃ怒られます)
溝や段になっている部分が多いので拭き残しが出てしまいがち。すこし湿った雑巾で拭くのが良いですね。
その他雑用について
これはまあ本当に雑用です。お葬式の準備や片付けの手伝い、車椅子の参拝者の補助、お掃除、参拝者案内の手伝いなど…
これといって記事にするようなことは無いですね。ええ。
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さて、次は休憩についてですね。
このお寺さん、実はお昼休憩が40分、おやつ休憩が20分といった休みの仕組みになっています。
お昼は各自持ってきて、なんと廊下(縁側っぽいですが)で食べます。部屋が足りないですね。参拝者さんがいるお部屋の前で食べるので、ジロジロ見られます。つらい。
因みにこれは2月からそうなっているだけで、お正月の年越し期間はお昼を(バイト代から天引きして)出してくれるそうです。ごはんおいしー!!
そしておやつ休憩は、なんとタダでおやつをくれます。別名お供え物の処理。
殆どの場合和菓子のおやつでどら焼き、もなか、あんころ餅などが特に多いですね。お葬式がある時には少し豪華にフルーツの盛り合わせや、さらになんとケーキまで出ました!すごーい!!
ところが、とある日には菓子パンやおにぎり(は?)が出されました。それはお昼に出してね。おにぎりはおやつじゃないよ。
個性的な参拝者フレンズについて
販売などのアルバイトではクレーマーの1人や2人とエンカウントするもの。ところがびっくり、私のシフトの時にクレーマーなど来ませんでした!まあお寺のお守りにクレームってなかなかないですよね。
ですが、面白いフレンズはどこにでもいるものです。記憶にある人をご紹介します。
《は?ってかんじ》
おじさん「なぁお姉ちゃん、ここってライターとタバコ売ってねぇか?」
私「はい?」
おじさん「売ってねーよな、はっはっはっ(そのまま立ち去る)」
私「は?」
は?ってかんじ。お寺の境内では禁煙となっておりますので喫煙はご遠慮ください。というより身体安全のお守りを買え。
《ばぁばと孫》
おばさん「ほら一個好きなの持ってきて、ばぁばが買ってあげるよ」
孫(5歳くらい)「これーー!」(なんと子授け守り)
おばさん「あー…これはやめようね」
結局、交通安全のお守りを購入していきました。5歳くらいの孫に子授け守りは流石に買い与えられないですよね。はい。
《神》
おばさん「あの…」
私「なんですか?(勝守りを勧めよう…)」
おばさん「別の神社の交通安全のお守りを孫からもらったんですけど、ここで買って一緒に付けたら神様同士喧嘩しませんか?」
私「……?えっと、ここは非新道のお寺なので恐らく神は存在しません。問題ないかと…」
おばさん「良かったわ〜、じゃあこれ買います」
神は存在しません。(個人の感想です)
《普通に面倒》
おじさん「ねえ、今日は暑いねぇ」
わたし「は、はい、そうですね」
おじさん「アイス買ってきてあげようか」
わたし「勤務中ですので…」
おじさん「終わった後にでもどうだい?連絡先とか教えてくれない?」
わたし「あっわたし伝書鳩しか使わないので連絡を伝えようがないですねーあはは(雑)」
おじさん「そうかい、はははは。(立ち去る)」
いや伝書鳩にツッこまないんかーーい!ちなみに伝書鳩はTwitterを表現してみました。まあ面倒でしたね。良縁成就のお守りを買え。
付け加えますと、わたしの勤めたお寺さんでは巫女が個人情報を参拝者に与えないように、一定の質問のラインを超えると「〇〇〇寺です」と答えるように定められています。さすがに「学校どこ?」「今何歳?」「連絡先教えて」の質問に寺の名前を答えろって流石に参拝者を舐めてるのでは?
まあ巫女バイトについて特筆すべきことはこんなものでしょうか。
とりあえず人と通常の会話ができて、レジが打てて、折り紙が得意なフレンズにはばっちりのアルバイトであると思います。
個人的に感じたことを付け加えますと、
・1番有効求人倍率が高い年末年始は死ぬほど
人が来て休む間もないくらい忙しい(らしい)
・白衣の上に何かを着ることが許されていないため、中にヒートテックやウルトラライトダウン、ズボンのなかにタイツを着用する、靴下を2重にして履くなど、防寒対策をばっちりするべきです。(ぜーんぶUNIQLOで買えます)(UNIQLOのステマ)
・カイロは貼るタイプを腰に貼る
・外と内での移動があるため、靴は動きやすく脱ぎ履きしやすいものにする
これくらいでしょうか。最初に誘ってくれた友人は私がバイトを始めた途端にやめました。クソっ。
以上、巫女バイト経験のお話でした。これから巫女バイトを始めようとしている方などの参考になればと思います。
意見やご質問などありましたらTwitterDM、ブログコメント等でお受けいたします。長々と読んでいただきありがとうございました。
オタクの女子大生が【巫女バイト】をやってみた話 part2
さて、巫女として採用されましたオタクです。
(^。^)<ぼくはもっとかわいいよ〜
part1にて前述した通り、田舎での時給は800円です。そこで、かの巫女バイトというと…
なんと時給が1000円!(これはすごすぎる!)
つまり近所のスーパーでレジを打つよりも巫女の方が200円高い!すごい!即決ですね。
勤務詳細としましては、神社やお寺さんによっては異なると思いますので一例として私の場合を挙げます(参考になれば)
・時給1000円
・おやつ有り
・交通費は無し
・9時〜16時の7時間拘束(実務6時間)
・制服貸与
といった所ですね。こうしてみますと、やはりなかなか良い条件ではないでしょうか。
勿論私も含めてオタクにとって、巫女とは黒髪清楚系である美少女キャラですし、ラブコメやギャルゲー、異能力バトル系には外せないジョブであると思います。(呪符を使って闘ってそうだね)
そしてなんといってもその魅力は巫女装束!白衣と緋袴の姿がすぐ目に浮かぶでしょう。
そうです、このバイト先のいいところは巫女装束を貸し出してくれるところです。(購入したら色々なものを失いそう)
というわけで上のような巫女装束を期待して向かいますと……
実際に渡された服がこんなやつです。そう、上着だけっていうか、割烹着って感じ。(は?)さらに、このお寺さんではスカートの着用が禁止となっており、暗い色のジーンズかジャージの着用が義務となっております。
つまり緋色の袴を自分で買うという行為に出たとしても着てはいけないのです。予想外の展開でしたね。
お寺さんでは巫女装束をしないのが基本!
ということでした!お寺さんは基本的に非神道である場合が多いため、如何しても巫女装束を着てバイトがしたい!という方には神社でのアルバイトをお勧めします。
(因みに巫女装束というのは神に仕える者が着る服だそうです)
さて、続きまして勤務内容について触れて行きたいと思います。
まず私がアルバイトをするお寺は結構有名な所でして、土日祝日や春休み期間はかなりの参拝者が訪れます。確かに人手が足りなくなるわけですね。
お仕事として取り組んだことは
・おふだのお渡し
・お守りの販売(室内屋外)
・おふだ作り
・位牌磨き
その他雑用
といったものでした。
それでは漸くの本題、巫女の仕事についてお話ししましょう。
〜〜〜〜〜巫女さんのお仕事〜〜〜〜〜
①おふだをお渡ししよう
難易度【★★☆☆☆】
コミュ症わたしには辛い仕事でしたね。
なんてったって対人でのお仕事。無理です。
おふだ購入の受付は従業員さんが別の場所で行うため、アルバイト生たちは只管笑顔で(注文された通りに)おふだに効力毎に違うハンコを捺して参拝者にお渡しします。
ありがたみを一切感じられなくなりますね。
勤務先のお寺さんではおふだの販売をしており、おふだを購入することによってご祈願が受けられるというシステムになっています。
おふだは木の板を白い和紙で包み、それが針金のようなもので固定されており、それが
3,000円、5,000円、10,000円、30,000円
の4種類が効力別にそれぞれ販売されています。(例→5,000円の身体安全札と10,000円の身体安全札が存在します)
………いや、高くないですか?
私は信仰心といいましても、現在たつき監督に対してしか持っておりません。
残念だったね。みこたーのしー!!
とはいえ、そこまで神や仏を信じているわけでもない私であってもおふだがとてもありがたい物であるということは理解できます。しかし3,000円以上出して買うものかと疑問にも思います。
ところがそんな疑問をはね返すようにおふだがとてつもなく売れます。売れるったら売れるのです。宗教って(儲かるんだなあ)すごい。
②お守りを販売しよう
難易度【★★★★☆】
これは最高難易度ですね。コミュ症に商品説明の機会が多すぎる販売、レジ打ちを1人でやれと。もはや新手の拷問ですね。
取り敢えずレジは最新式(?)の物で、参拝者から受け取ったお金をレジに吸い込ませることでお釣りを排出してくれるという画期的なシステム(すごすぎる!)でつり銭ミスなどが発生しません。
そして最難関となったのはお守りの種類の多さ!なんとこのお寺さんでは、販売しているお守りの商品リストといったような物が存在しません(は?)
参拝者から「〇〇するお守りってないんですか?」と言われても、そもそもどんなお守りが存在するかわからないため、とりあえず何があっても勝守り(何にでも勝てますようにというお守り)を勧めます。まあ、どう考えても無理ですね。住職はフレンズによって得意なことが違うことを学んでねー!
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オタクの女子大生が【巫女バイト】をやってみた話 part1
はじめまして。
はじめまして。
ブログって何をしたらいいのかわかりませんが、とりあえず殆どすべて無益なことを語る場になるでしょう(確信)
とりあえず主にゲームやアニメ関連のブログをすると思います。不快に思う表現があるかもしれませんので各自ご判断のもとで閲覧くださいませ。